
通信講座と通学講座は一長一短
行政書士の講座には通信と通学があります。当サイトでは通信講座を推奨していますが、それは社会人受験生にはメリットの方がデメリットより大きいと判断しているからです
しかし、通学にも良いところはあります。というより、それぞれメリット・デメリットはあるわけで。賢い講座選びは、自分のライフスタイルに合わせた勉強方法が良いに決まっています。
というわけで、行政書士講座の通信と通学、それぞれメリットとデメリットを挙げて訪問者ご自身で判断して頂こうという趣旨のページになります。
通学講座
まずは通学講座のメリット・デメリットからお話していきましょう。
メリット
講義が直接受講できる点です。マンツーマン講義というわけではありませんが、やはり、教室で直接講義を受講できるというのはちょうどよい緊張感があるし集中力も増します。質問もその場でできるのも良いですよね。
純粋に講義を受講するという点では、通信は敵いません。
デメリット
これは意外とあって、まず、その時間にそこにいなければなりません。日中に時間がある方ならそれも可能かもしれませんが、社会人だとちょっと非現実的です。仕事しているのですから。
同時に、行政書士の通学講座は全国で開講しているわけではありません。教室があるのは全国の数か所だけです。ましてや、講師のライブ講義があるのはせいぜい大阪・東京ぐらいでしょう。あとはビデオ講義になるんじゃないかな?
ですので、東京・大阪以外にお住まいの方で行政書士通学講座を取るのは、ちょっと難しいですよね。
あともう一点、通学講座がある予備校は料金的に高め設定です。それはそうです、通学の場合の場所やスタッフなどの経費が掛かりますので、それなりの価格設定でないと、赤字になってしまいますからね。
通信講座
次は通信講座のメリット・デメリットです。
メリット
通信は自分の都合の良い時間に都合が良い分だけ、外出先で受講ができます。家ではもちろんですが、外出時でもスマホひとつで講義受講が可能。こんなの、社会人にはピッタリじゃないですか?日中仕事しててもちゃんと勉強時間は確保できるのは、通信講座であるが故です。
参照:
行政書士試験、社会人の勉強法 -どこでどんな勉強をする?
行政書士試験、時間のない社会人の勉強法 -時間の確保-
あと、通学に比べて通信がというわけではないのですが、通信校専門でやっている予備校は価格設定が低めです。10万円以下で受講可能なところばかりです。これは上の通学講座で述べたことの裏返しで、通学講座がないからコストを抑えられるのですね。その分価格に反映しているのです。
通学と通信を併設している予備校は、通信が安いということはありません。20万円前後まで価格は跳ね上がります。
デメリット
通信講座のデメリットですが、勉強する強制力が弱いと言いますか、サボりがちになる危険性ははらんでいますよね。勉強しろって言う人がいませんから、通信講座では。通学講座にだっていませんけど、教室行けば勉強せざるを得ませんから強制力はあります。
あと、受験生としての孤独感は出てくるかもしれません。受験生時代って孤独を感じることがあります。通信講座ですと、「受験仲間」というものが基本的にはいませんから、情報交換とかできません。
もっとも、仲間は出来づらいと思いますけど、受験情報は予備校から入ってくるので、そこの心配はありません。
あと質問も、できるところはリアルタイムというわけにはいきませんが、大丈夫です。
社会人で行政書士目指すのであれば通信講座
以上を表にてまとめてみました。
通学講座 | 通信講座 | |
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メリット |
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デメリット |
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それぞれメリット・デメリットがあるということはお分かりになったと思います。
社会人が行政書士目指そうと講座を取得するなら、通信講座一択になるんじゃないかと思います。やはり、通学講座は社会人では通えないということが現実的な問題ですよね。これは高い安い以前の話ですから。
[char no=1 char=”シマちゃん”]講座の内容自体は通学も通信も遜色ありません。あとは本気で最速合格したいかそうでないかになるのかなと思います。[/char]